PREVENTIVE HEALTH CARE 予防医療

予防医療

伝染病ワクチン Epidemic vaccine

犬や猫、フェレットには多くの感染症が存在しており、ひとたび感染してしまうと特効薬がないウイルスや細菌があり、それぞれの感染症により様々な症状を起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。
犬に代表される、ジステンパーウイルスやパルボウイルスは感染力が強く、咳や下痢などといった症状を示します。猫においてはカリシウイルスやヘルペスウイルスなどのいわゆる“猫風邪”といった症状を示す感染症があります。
これらの感染症に対しては「混合ワクチン」を接種することで予防が可能です。
混合ワクチンは含まれる感染症の種類によって3種、6種など様々なものがあり、1年に1回の接種が必要となります。

伝染病ワクチン

狂犬病ワクチン

狂犬病ワクチン Rabies vaccine

狂犬病はウイルスの感染により引き起こされる病気であり、全ての哺乳類に感染が可能な人獣共通感染症の一つです。
狂犬病は主に咬まれることによって感染し、症状がない潜伏期間を経て発熱・異常行動(水を怖がるなど)・神経過敏などの症状が現れ、最終的には麻痺・昏睡状態に陥り、症状が発症してしまうとほぼ100%死に至る大変怖い病気です。
日本においては「狂犬病予防法」といわれる法律があり、犬を飼育する際は1年に1度のワクチン接種と各市町村への登録の義務が課せられています。

フィラリア予防 Filaria prevention

血液中のミクロフィラリア

血液中のミクロフィラリア

手術で摘出したフィラリア

手術で摘出したフィラリア

フィラリア症は犬糸状虫と呼ばれる寄生中が蚊を媒介して犬の体内に入り込み、最終的に心臓(肺動脈や右心房・右心室)に寄生してしまう病気です。
犬以外にも猫やフェレットに感染することがあります。感染してしまうと体内血液の流れが悪くなり、腹水や咳などの症状がみられ、寄生数や動物の状態によっては突然死を引き起こします。また、心臓に寄生したフィラリアはミクロフィラリアと呼ばれる子虫を出産し、その動物の血液を蚊が吸うことにより、子虫が蚊の体内に入り他の動物に感染を広めてしまいます。
フィラリアは基本的に蚊が媒介しないと感染しない病気であるため、蚊の出る時期(だいたい4〜12月ぐらいまで)に予防を行うことで感染を防ぐことが可能です。
予防薬は飲み薬、注射、スポットタイプなど1ヶ月に1度の投与が必要です。

ノミ・ダニ予防 Tick and Flea prevention

耳の内側に大量に寄生したダニ

耳の内側に大量に寄生したダニ

吸血して大きくなったダニ

吸血して大きくなったダニ

ノミやダニは普段動物たちが生活している環境に潜んで、動物たちの血液を吸うことで生きています。吸血された動物は痒みや炎症を引き起こし不快な思いをしています。
また、マダニが媒介するバベシアやノミが媒介するヘモバルトネラは動物の体内に侵入し、重度の貧血を引き起こします。マダニやノミによる被害は動物のみだけではなくヒトも刺されることがあり、様々な病気を引き起こすことがあります。
予防にはスポットタイプや飲み薬などがあり1ヶ月に1度の投薬で予防が可能です。
ノミやダニは年中寄生する可能性があるため、冬場の寒い時期でも予防が必要となります。

これらの予防を実施して大切な家族を守っていきましょう!

これらの予防を実施して大切な家族を守っていきましょう!