
少子高齢化の進む社会において、ペットは単なる動物であることを越えて、飼い主様の様々な気持ちが託された、まさに家族の一員となっています。
動物医療は、ペットの病気や怪我に対して手当てを施すものですが、わたしたちは、飼い主様とペットの間に入ることで、ペットの治療はもちろん、飼い主様の不安な精神状態と向き合い、日常の幸せを保つことに貢献するものでありたいと願っています。
そのために、まず正しく診断することを目的として、五感を最大に生かした診断に加えて、CTやMRIなど最先端の医療機器を導入しました。
また、近隣の大学病院とも連携して、客観的で正確な診断に努めます。そのうえで、適正な治療を施します。その際、医療費についての説明も行い、飼い主様のご納得のうえで治療に当たります。
しかし、やみくもに医療技術を振りかざすことを良しとはしません。その治療や延命措置が医療従事者のエゴではなく、飼い主様のためかどうか。常に飼い主様と同じ目線でペットを見つめたいと思います。
さらに、高度医療を提供するという観点より、わたしたちは学会に積極的に参加し、新しい医学を学び、臨床に生かそうとしています。
獣医学の進歩はそれ自体歓迎されることですが、わたしたちはそれが飼い主様の安心に資することではじめて喜べる立場にいます。複雑を極める社会において、人間とペットはますます共存の方向に進むと思われます。
この望ましいあり方を見据えながら、わたしたちは常に飼い主様と動物の立場に立った最高の医療とおもてなしをご提供いたします。
